いったん

今回の分を含め、6回に亘りラジオについて書き進めてきた。
そして、今回でその連載にひと区切りをつけることとなる。


「ラジオ雑誌を作ろう」という編集長の思いの下、各号ごとにテーマを設け書いてきた。“伊集院光”・“西川貴教”・“ポアロ”など、それぞれに大きく影響を受けてきた番組について。また、漠然とではあるものの、常に抱いているラジオに対する強い思い。
ある意味、読み手からすれば煩わしささえ感じるようなラジオへの思いを、吐露させてもらった。


ただ、“ラジオ”を語ってきたのは確かだが、ここで書くことが出来たものは本当に存在する“ラジオ”のうち、1%にも満たない局地的部分に他ならない。
結局1人の人間が関われる範囲内での、“ラジオ”を話したことでしかないのだ。
私の思いとしては、ラジオ雑誌と銘打つのならば、多くのラジオと呼ばれる形態のものについて触れるべきだと考えている。
AM・FMはもちろん、短波やインターネット、ポッドキャストコミュニティ放送などなど。今回触れることが出来なかった、多くのラジオについても掲載してこそ、真のラジオ雑誌としての存在が確立すると思っている。


もちろん、今回の雑誌発行に意義が無かったとは思わない。ニューオーダー編集長の言うよう、動いたことにこそ意味があると思う。
しかし、広い意味での“ラジオ”をカバーすることにラジオ雑誌の主眼を持っている個人としては、次に繋げる課題となったことは確かである。
そうした課題をクリアした上で、私の目指すラジオ雑誌を実現するには2つの要素が必要となる。
まずは、執筆メンバーの拡充。広い範囲のラジオを扱うつもりなのだから、それに伴ってカバーできるだけの人員が必須となってきてしまう。これは、いかに交友関係を広げられるか。そこにかかってくるだろう。ラジオについて、各方面の原稿を上げてくれる人、それはリスナー・作り手、どんな立場の人でもかまわないように私は考える。
そして、2つ目の要素として、長い時間が必要になる。これは、下準備などの前段階における所要時間もそうだが、発行間隔の話でもある。今回は週刊ということで、キチンと1週間に1度ペースとはなっていなかったが、基本的には週1で原稿を仕上げることとなっていた。ただ、これでは原稿の質・執筆や編集ということを考えると厳しさがあり、月刊・季刊ぐらいのペースが無難に思えている。


今回の執筆活動を活かして、再びラジオ雑誌を作れるその日まで。
あっ、でもブログの方では連載を続けようと思う。定期更新というわけにはいかないと思うけど、ラジオについて書けることがあれば、そちらで紹介していきたいと思う。

また、『はやし太郎のジマンジュ』も更新するんで、よろしくです!